フィッシング報告件数
2013年1月度におけるフィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数(海外含む)は前月度より40件増加し、92件となりました。
フィッシングサイトのURL件数
2013年1月度におけるフィッシングサイトのURL件数(重複無し)は前月度より33件減少し、174件となりました。
フィッシングに悪用されたブランド件数
2013年1月度におけるフィッシングに悪用されたブランド件数(海外含む)は前月より2件増加し、7件となりました。
総評
12月と比較して1月のフィッシング報告件数が増加しています。これは銀行やクレジットカード会社など金融機関をかたるフィッシングの報告が多数寄せられたためです。ただし、報告件数と比較してフィッシングサイトの URL 件数が少なくなっています。これは多数の方から同一のフィッシングサイトに誘導するフィッシングメールの報告が寄せられている為です。
1月に多く寄せられた三菱東京UFJ銀行をかたるフィッシングの事例では、不特定多数のユーザに対して、同一のフィッシングサイトに誘導するメールが送信されるといったケースが何度か発生しました。フィッシング対策協議会の報告受付メールアドレスにも本フィッシングメールを受信しています。
その他には、先月と同様 ISP の Web メールサービスをかたる報告が継続して寄せられていますので注意が必要です。もし、フィッシングの判断に迷う場合や不審なメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問合せ窓口やフィッシング対策協議会 (info@antiphishing.jp) までご連絡ください。
【参考】
三菱東京UFJ銀行をかたるフィッシング(2013/1/8)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/mufg20130108.html
PayPalをかたるフィッシング(2013/1/10)