~ フィッシングとは実在する組織を騙って、ユーザネーム、パスワード、アカウントID、ATMの暗証番号、クレジットカード番号といった個人情報を詐取する行為です ~

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月次報告書

2019/12 フィッシング報告状況

2020年01月06日

フィッシング報告件数

2019 年 12 月にフィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数 (海外含む) は、前月より 448 件増加し、8,208 件となりました。

フィッシングサイトの URL 件数

2019 年 12 月のフィッシングサイトの URL 件数 (重複無し) は、前月より 91 件増加し、2,178 件となりました。

フィッシングに悪用されたブランド件数

2019 年 12月のフィッシングに悪用されたブランド件数 (海外含む) は、前月より 13 件増加し 67 件となりました。

総評

2019 年 12 月のフィッシング報告件数は 8,208 件となり、2019 年 11 月と比較すると 448 件増加となりました。
金融機関をかたるフィッシングでは、11 月まで大手銀行をかたるものが主でしたが、12 月は地方銀行やネット銀行など、多くの金融機関ブランドをかたるフィッシングが報告されました。 Amazon、Apple、LINE、クレジットカードブランドをかたるフィッシングも、依然として多くの報告を受領しています。 楽天、Yahoo! JAPAN など、多様なサービスを提供しているブランドをかたるフィッシングの報告も増えており、詐取された認証情報を使い、各種サービスを不正に利用される可能性があるため、注意が必要です。

また、12 月末より Google をかたり 「ブラウザ意見調査」 等の名目で、スマートフォン等が当選したと誤認させて、個人情報およびクレジットカード情報等を入力させるサイトへ誘導するメールの報告を受領しています。情報を入力すると、意図せず月額料金がかかるサービスへ契約したことになり、課金される可能性があるため、注意が必要です。

ログインを促すようなメールや SMS を受信した際は、正規のアプリやブックマークした正規の URL からサービスへログインして情報を確認するよう常に心がけてください。
また、クレジットカード情報や携帯電話番号、認証コード、口座情報、ワンタイムパスワード等の入力を要求された場合は、入力する前にちょっと立ち止まり、もし、入力した情報が裏で即時に不正利用された場合には、何が起こるかを考え、似たようなフィッシングや詐欺事例がないかを確認するようにしてください。
フィッシングか否かの判断に迷うメールや、不審なメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問合せ窓口やフィッシング対策協議会 (info@antiphishing.jp) までご連絡ください。


参考情報


  UC Card をかたるフィッシング (2019/12/06)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/uccard_20191206.html

  みずほ銀行をかたるフィッシング (2019/12/11)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/mizuhobank_20191211.html

  りそな銀行をかたるフィッシング (2019/12/16)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/resonabank_20191216.html

  Yahoo! JAPAN をかたるフィッシング (2019/12/17)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/yahoo_japan_20191217.html

  ジャパンネット銀行をかたるフィッシング (2019/12/24)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/japannetbank_20191224.html

  多くの金融機関をかたるフィッシング (2019/12/26)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/phishbank_20191226.html