フィッシング対策協議会の詐欺サイト対処机上演習タスクフォースは、2025 年 7 月 30 日、「詐欺サイト対処机上演習 実際の詐欺音声を使ったサポート詐欺対策編」を、Daigas グループにて開催いたしました。実際のサポート詐欺の通話音声を用いた体験型の演習を行いました。
前半では講師による講演を行い、脅威の状況を共有、家族がフィッシングメールに騙されて情報を提供してしまったときどうすべきか。さらに、メールの文面だけでフィッシングを見分けるのには限界がり、相手が何をさせようとしているのか、に注目する必要があるということを解説しました。
後半では、情報セキュリティ事例を基にしたグループワークを行いました。「フィッシングサイトに表示された電話番号へ電話してしまった」という設定で、事前に録音しておいたサポート詐欺の通話内容を視聴。 4 つのフェーズに分けて、講師からの説明と、グループでの議論・発表を行いました。
当日の流れ
前半(導入・講演)
- DX 企画部より挨拶
- 事務局より勉強会の概要紹介
- 講師講演、アイスブレイク(脅威状況の共有、シナリオ紹介、判別ポイント解説)
後半(デモ体験・グループワーク)
- デモ体験(詐欺電話の録音を視聴)
- 演習フェーズ1(広告リンクをクリックし「ウイルス警告!!」画面が表示されたとき)
- 演習フェーズ2(「サポートです」と名乗る外部発信の電話への対応方法)
- 演習フェーズ3
- 演習フェーズ4
- 解説
- 質疑応答
参加者の声
- システム部署へ異動してから数か月程度のため、例題のような事例が発生した時に、システム担当者としてどのように対応すべきか自信がないところがあったので、今回勉強になりました。ありがとうございました。
- 他グループ会社の方とコミュニケーションをとる中で、それぞれのセキュリティに対する取り組み方を知る機会にもなり、参考になった部分もありました。
- 他関係者の知見が共有頂けた事が有意義でした。詐欺サイト以外にもランサム等で被害があった各社様の対応方法等をご教示頂きたいと感じました。
- 詐欺の詳細な手口や電話対応など実際に聞けたので、とても勉強になりました。また、他社の方々の対応も聞け、弊社の取り組みに活かせたらとなり気づきをえられました。よい機会をくださり、ありがとうございました。
演習の様子



