米マイクロソフトの最高プライバシー責任者が会見で、ベータ版を配布しているWebブラウザ「Internet Explorer 8」(IE8)について、最も高いレベルのプライバシー保護機能を提供すると語る一方で、フィッシング詐欺対策にはジレンマがあるとした。ユーザーがアクセスしようとするURLがフィッシング・サイトでないかを確認するには、IEが常にURLをチェックして、フィッシング詐欺のデータベースと照合する必要があるため、ユーザーがアクセスするURLをマイクロソフトが共有する必要がある。IEではURLと、PCのIPアドレスなど確認に必要な情報だけをマイクロソフト側に送信し、チェック後は情報を削除するなどの対応でユーザーの理解を求めているという。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200811/11/ms_trust.html