~ フィッシングとは実在する組織を騙って、ユーザネーム、パスワード、アカウントID、ATMの暗証番号、クレジットカード番号といった個人情報を詐取する行為です ~

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月次報告書

2019/08 フィッシング報告状況

2019年09月03日

フィッシング報告件数

2019 年 8 月にフィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数 (海外含む) は、前月より 1,255 件増加し、5,577 件となりました。

フィッシングサイトの URL 件数

2019 年 8 月のフィッシングサイトの URL 件数 (重複無し) は、前月より 78 件減少し、2,111 件となりました。

フィッシングに悪用されたブランド件数

2019 年 8 月のフィッシングに悪用されたブランド件数 (海外含む) は、前月より 13 件減少し、48 件となりました。

総評

2019 年 8 月のフィッシング報告件数は 5,577 件となり、2019 年 7 月と比較すると 1,255 件の増加となりました。先月に引き続き Amazon、Apple、LINE、ゆうちょ銀行、MyEtherWallet をかたるフィッシングメールが大量に配信され、多くの報告を受領しました。また、配達の不在通知を装って Apple ID 等を詐取するフィッシングサイトや不正アプリのダウンロードサイトへ誘導するショートメッセージ (SMS) の報告も続いています。
フィッシングメールは同じ件名、文面で一度に大量に配信されることが多いですが、件名や文面、URL を少しずつ変えて小規模に送信する手の込んだフィッシングメールも増えており、インターネット上で検索しても情報が一致せず、確認しづらいため、注意が必要です。事業者からの本物のお知らせメールに、フィッシングサイトへ誘導するリンクを追加した、違和感を感じさせないフィッシングメールもあります。ログインを促すようなメールや SMS を受信した際は、正規のアプリやブックマークした正規の URL からサービスへログインして情報を確認するよう常に心がけてください。
また、ブランド名に類似した表示名を使ったり、受信者の氏名や住所等をメールに記載して、不審なサイトへ誘導しようとする迷惑メールが増えています。このようなメールは執拗に何度も送られてきますが、メール内の URL へアクセスしたり連絡をしないようご注意ください。
フィッシングか否かの判断に迷うメールや、不審なメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問合せ窓口やフィッシング対策協議会 (info@antiphishing.jp) までご連絡ください。


参考情報

  MyEtherWallet をかたるフィッシング (2019/08/09)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/myetherwallet_20190809.html

  [更新] メルカリをかたるフィッシング (2019/08/14)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/mercari_20190814.html

  Apple をかたるフィッシング (2019/08/20)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/apple_20190820.html

  Amazon をかたるフィッシング (2019/08/22)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/amazon_20190822.html

  東京メトロをかたるフィッシング (2019/08/30)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/tokyometro_20190830.html