~ フィッシングとは実在する組織を騙って、ユーザネーム、パスワード、アカウントID、ATMの暗証番号、クレジットカード番号といった個人情報を詐取する行為です ~

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月次報告書

2019/05 フィッシング報告状況

2019年06月04日

フィッシング報告件数

2019 年 5 月にフィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数 (海外含む) は、前月より 939 件増加し、3,327 件となりました。

フィッシングサイトの URL 件数

2019 年 5 月のフィッシングサイトの URL 件数 (重複無し) は、前月より 90 件増加し、1,297 件となりました。

フィッシングに悪用されたブランド件数

2019 年 5 月のフィッシングに悪用されたブランド件数 (海外含む) は、前月より 2 件増加し 42 件となりました。

総評


2019 年 5 月のフィッシング報告件数は 3,327 件となり、2019 年 4 月と比較すると 939 件の増加となりました。今月は Amazon をかたるフィッシングメールが大量に配信され、非常に多くの報告を受領しました。またApple および金融機関やクレジットカードブランド、仮想通貨関連サービスをかたるフィッシングについても、多くの報告を受領しました。 宅配業者や通信キャリアをかたるフィッシングも少数ながら報告が続いています。
フィッシング以外では、マルウエアのインストールへ誘導するメールやビットコインの支払いを要求する脅迫メール(セクストーションメール)の配信が続いています。 また今月は有名ブランドの偽ショッピングサイトへ誘導するメールが増えました。
金融機関やクレジットカードブランドのフィッシングメールは休日や週末、夜間を狙って配信されることが多いため、特に注意が必要です。また普段から気をつけている人でも、直近で買い物をしていたり、本物の登録情報更新などのタイミングでフィッシングメールを受け取り、情報を入力してしまうケースもあります。心当たりがあるメールでも、メール内の URL ではなく正規のアプリやブックマークした正規の URL からサービスへログインして情報を確認するよう常に心がけてください。フィッシングかどうかの判断に迷うメールや、不審なメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問合せ窓口やフィッシング対策協議会 (info@antiphishing.jp) までご連絡ください。



【参考情報】
  MyEtherWallet をかたるフィッシング (2019/05/22)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/myetherwallet_20190522.html

  NTT グループカードをかたるフィッシング (2019/05/29)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/mylink_20190529.html