フィッシング報告件数
2018 年 5 月にフィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数 (海外含む) は、前月より 804 件増加し、2,701 件となりました。
フィッシングサイトの URL 件数
2018 年 5 月のフィッシングサイトの URL 件数 (重複無し) は、前月より 53 件減少し、524 件となりました。
フィッシングに悪用されたブランド件数
2018 年 5 月のフィッシングに悪用されたブランド件数 (海外含む) は、前月より 4 件増加し、34 件となりました。
総評
2018 年 5 月のフィッシング報告件数は 2,701 件と、4 月と比較すると 804 件の増加となりました。特に Apple をかたるフィッシングが多く、同じ文面、URL で大量に何度も配信される傾向があり、報告数は全体の約 65% を占めました。次いで LINE、仮想通貨関連サービスのフィッシング報告が多く、新たなブランドの報告も受領しており、全体的に増加傾向となりました。またメールアカウント情報の詐取を目的としたフィッシングも定常的に発生しており、このようなフィッシングから不正なメール送信や身に覚えのないサービス利用、情報漏洩につながる恐れもあるため、引き続き注意が必要です。フィッシングかどうかの判断に迷うメールや、不審なメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問合せ窓口やフィッシング対策協議会 (info@antiphishing.jp) までご連絡ください。
【参考情報】
bitFlyer をかたるフィッシング (2018/05/24)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/bitflyer_20180524.html
Amazon をかたるフィッシング (2018/05/17)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/amazon_20180517.html
MyEtherWallet をかたるフィッシング (2018/05/15)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/myetherwallet_20180515.html
[更新] Apple をかたるフィッシング (2018/05/07)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/apple_20180507.html