プレスリリース
フィッシング対策協議会
フィッシング対策協議会は、STOP.THINK.CONNECT. の活動に協力するため、STOP.THINK.CONNECT. Messaging Convention Inc.と覚書を締結しました。
一般利用者向けの情報セキュリティ啓発の取り組みには、国内・海外において様々なコンテンツがあります。中でも、世界的に広がりを見せている取り組みのひとつに「STOP.THINK.CONNECT.」があります。 この取り組みは、フィッシング対策やサイバー犯罪対策を国際的に行っている非営利団体の APWG (Anti- Phishing Working Group) と、同じく非営利団体である NCSA (National Cyber Security Alliance) が、共同で行っている一般利用者向けの情報セキュリティ啓発活動です。
昨今、日本においても、一般利用者が、フィッシング詐欺や詐欺サイト、また、不正送金被害などといったサイバー犯罪に巻き込まれ、被害に合うケースも増えてきております。今回、STOP.THINK.CONNECT. という誰にでも分かりやすい簡単なキーワードを利用した世界的な啓発活動に、フィッシング対策協議会として賛同すると共に、日本国内において情報セキュリティ啓発活動に使用する事を目的に、パートナーの申し込みを行いました。また、STOP.THINK.CONNECT. の普及活動に協力するため、STOP.THINK.CONNECT. Messaging Convention Inc.と情報共有の方法やルールを定めた覚書を締結しました。

STOP.THINK.CONNECT.とは
STOP(立ち止まって理解しましょう)
インターネットは便利ですが、一般社会と同様、そこには危険もあります。どのような危険があるかを知り、解決策をどのように見つけるかについて、一旦、立ち止まって調べましょう。
THINK(何が起こるか考えましょう)
利用者は様々な警告の見極め方を知る必要があります。警告を確認したら、これから取ろうとする行動がコンピュータやあなた自身の安全を脅かさないか考えましょう。
CONNECT(安心してインターネットを楽しみましょう)
危険を理解し、十分な対策をとれば、インターネットをより安全に利用できるようになるでしょう。
【APWG(Anti- Phishing Working Group) について】 http://www.antiphishing.org/
APWGとは、米国に本拠地を置く、フィッシング詐欺を中心としたサイバー犯罪関連の対策を検討している団体です。設立は2003年で非営利団体となります。現在2000以上の組織や企業の協力で構成されており、メンバーとしては、警察関係者、政府、大学のメンバーなど多岐にわたります。APWGの主な活動としては、フィッシング関連の統計データの提供や政策や法律などを検討する国や政府、ICANNなどに向けたフィッシング対策、予防などのアドバイス、また、フィッシング対策に関する教育などを行っています。
【NCSA(National Cyber Security Alliance) について】 https://www.staysafeonline.org/
NCSAとは、Facebook、Google、米国国土安全保障省(DHS)、マイクロソフトなどインターネットに関わる企業や組織がスポンサーとなり、中小企業や学校などにセキュリティ啓発を行う団体となります。設立は2001年で非営利団体となります。
<本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先>
■フィッシング対策協議会(JPCERTコーディネーションセンター内) 瀬古・山本
電話:03-3518-4600 FAX:03-3518-4602
メールアドレス:info@antiphishing.jp