~ フィッシングとは実在する組織を騙って、ユーザネーム、パスワード、アカウントID、ATMの暗証番号、クレジットカード番号といった個人情報を詐取する行為です ~

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協議会からのお知らせ

「フィッシングレポート2012」公開のお知らせ

2012年06月26日

プレスリリース
フィッシング対策協議会

 

フィッシング対策協議会(運営・事務局:一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)は、「フィッシングレポート2012」- 新たな脅威の動向とそれに向けた対策と課題 - を公開いたしました。

 

従来、我が国はフィッシング被害について、諸外国よりも影響が少ないと言われてきましたが、2009年末から2010年前半にかけて、フィッシングの報告が急増しました。


2011年度末は、従来の金融機関やネットオークションをかたるフィッシング事例のほかに、銀行の第二認証情報を詐取するフィッシングやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイトや、オンラインゲームサービスサイト、プロバイダのWebメールのアカウント詐取を目的としたサイトなど多様なフィッシング事例などが観測されるようになってきており、フィッシング対象となり得る事業者が増えています。


2011年度、フィッシング対策協議会へのフィッシングの報告件数は、2012年3月までで、対前年度約23%増(2010年度406件から、2011年度498件)となっています。


また、フィッシングサイトの件数は、対前年度で約13%増(2010年度516件から、2011年度582件)となり、報告件数以上の増加となっています。さらに、フィッシングによりブランド名を悪用された企業の件数も対前年度で24%増加(2010年度119件から、2011年度147件)しています。


このような状況から、フィッシング対策協議会のガイドライン策定ワーキンググループでは、新たな脅威の動向として「銀行の第2認証情報詐取するフィッシング」と「Zeus-Banking Trojan」をとりあげ、それぞれの動向と対策および総合的対策の確立に向けた課題をまとめました。本レポートの主な内容は以下のとおりです。


・フィッシングの動向
  - 国内の状況
  - 海外の状況
・新たな脅威の動向
  - 銀行の第二認証情報を詐取するフィッシング
  - Zeus - Banking Trojan
・総合的対策の確立に向けた課題
  - 技術的対策
  - 制度的課題
  - まとめ

詳細は以下URLをご覧ください。

https://www.antiphishing.jp/report/wg/phishing_report2012.html