フィッシング報告件数

2019 年 1 月にフィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数 (海外含む) は、前月より 171 件減少し、1,713 件となりました。

フィッシングサイトの URL 件数

2019 年 1 月のフィッシングサイトの URL 件数　(重複無し)　は、前月より 207 件減少し、1,052 件となりました。

フィッシングに悪用されたブランド件数

2019 年 1 月のフィッシングに悪用されたブランド件数 (海外含む) は、2 件増加し、39 件となりました。

総評

2019 年 1 月のフィッシング報告件数は 1,713 件となり、2018 年 12 月と比較すると 171 件の減少となりました。今月は Apple、Amazon をかたるフィッシングの報告を多く受領しました。また宅配業者の不在通知を装う不審な SMS から誘導されるフィッシングサイトの報告も続いています。フィッシング以外では、メール本文が顔文字のみでランサムウエアのインストールへ誘導する zip ファイルが添付されたメールが大量配信されていました。
Apple や Amazon のフィッシングは次々と新しい URL に変わっており 、セキュリティフィルタをすりぬける可能性があるので、注意が必要です。また、正規のメールを元に作られたフィッシングメールもあり、メール文面だけでは見分けが付かない場合もあります。身に覚えのない請求の通知や緊急にアカウントやクレジットカード情報の更新を促すメールは、フィッシングの可能性も考えて、URL をクリックしたり個人情報を入力する前に、ちょっと立ち止まって、何が起こるかを考え、似たような他の詐欺事例を含めて確認するようにしてください。フィッシングかどうかの判断に迷うメールや、不審なメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問合せ窓口やフィッシング対策協議会 (info@antiphishing.jp) までご連絡ください。



【参考情報】
  三井住友銀行をかたるフィッシング (2019/01/17)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/smbc_20190117.html

  Amazon をかたるフィッシング (2019/01/15)
    https://www.antiphishing.jp/news/alert/amazon_20190115.html