フィッシング報告件数

2014年8月にフィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数 (海外含む) は、前月度より742件減少し、612件となりました。

フィッシングサイトのURL件数

2014年8月のフィッシングサイトのURL件数　(重複無し)　は、前月度より233件減少し、184件となりました。

フィッシングに悪用されたブランド件数

2014年8月のフィッシングに悪用されたブランド件数 (海外含む) は、前月度と変わらず、17件でした。

総評

8 月は、7 月と比較して、フィッシング報告件数およびフィッシング URL 件数が減少しました。これは、金融機関をかたる報告件数が大幅に減少したのが大きな原因です。8 月上旬は、オンラインゲームをかたるフィッシングの報告が一時的に増加しましたが、8 月中旬以降、オンラインゲームをかたるフィッシングだけでなく、全体の報告件数が減少している状態です。ただし、報告件数は少ないものの通信事業者のポータルサイトをかたる新たなフィッシングやクレジットカード会社をかたるフィッシングも確認していますので、引き続き注意が必要です。フィッシングかどうかの判断に迷うメールや、不審なメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問合せ窓口やフィッシング対策協議会 (info@antiphishing.jp) までご連絡ください。

【参考】
[08/19 更新]セゾンNetアンサーをかたるフィッシング（2014/08/11）
https://www.antiphishing.jp/news/alert/saison20140811.html

なお、8 月に寄せられた報告の中で、「メールアカウントがフィッシングメールの送信に不正に使用された」 という事例を数件いただいていますので、メールアカウントの管理についてもご注意ください。もし、メールアカウントが不正に使用された場合などは、速やかにメールアカウントのパスワードを変更されることをお勧めいたします。