プレスリリース
フィッシング対策協議会
本日、フィッシング対策協議会(運営・事務局 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)は、フィッシング対策協議会のガイドライン策定ワーキンググループにおいて、フィッシングの被害状況、フィッシングの攻撃技術・手法などをとりまとめた「フィッシングレポート2013 -フィッシング被害の社会問題化-」を公開しました。
2012年のフィッシング件数は年初から前年度のトレンド通り高水準で推移しましたが、4月以降はさらに活発化しており(特にフィッシングサイトの件数)、2013年に入ってさらに件数が増加しています。
フィッシング対策協議会に対するフィッシング情報の報告件数は、2012年度で対前年度で約66%増(2011年度498件から、2012年度828件)、フィッシングサイトの件数は、対前年度で293%増(2011年度582件から、2012年度2286件)となりました。
一方で、フィッシングによりブランド名を悪用された企業の件数は、2012年度は対前年度で20%減少(2011年度147件から、2012年度117件)しています。これは、フィッシングの対象となるブランド数が頭打ちの傾向にあること、つまり犯罪者がターゲットとするブランドが固定化しつつあることを示しており、注意を要します。
本レポートの主な内容は以下のとおりです。
・フィッシングの動向
- 国内の状況
- 海外の状況
・手口の変化・影響の拡大
- 巧妙化するフィッシング手口
- ポップアップを使ったフィッシング詐欺
・その他の攻撃手法
- モバイルフィッシング
- SNS
- QR コード
・コラム
- 株式会社セガにおけるフィッシング対策事例
- スマホアプリの課題~スマートデバイスによるインターネット接続時の留意点
・まとめ
詳細は以下URLをご覧ください。
https://www.antiphishing.jp/report/wg/phishing_report2013.html