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協議会からのお知らせ

【開催報告】『あなたに届いたそのメール、フィッシング メールかも!』⾼齢者など49名が参加した埼⽟消費者被害をなくす会による啓発学習会が好評

2026年04月15日

フィッシング対策協議会は、STC普及啓発WGにおける啓発活動の一環として、2026年3月5日(木)に特定非営利活動法人 埼玉消費者被害をなくす会が主催した「2025年度 消費者力アップ学習会」へ講師を派遣し、フィッシング詐欺の最新手口と対策に関する講演を行いました。

実施の背景と目的

フィッシング詐欺の手口は日々巧妙化しており、2025年にはなりすまし対象ブランド数が100件を超えるなど、深刻な状況が続いています。 当協議会では、消費者が自らを守るための「行動習慣」を身につけることを目指し、地域団体と連携した啓発活動を推進しています。 本学習会では、会場(埼玉会館)とオンラインを合わせて49名の消費者が参加し、最新の脅威に対する理解を深めました。

講演内容の要旨

当協議会 運営委員が講師を務め、『あなたに届いたそのメール、フィッシングメールかも!〜手口と対策を学ぼう〜』と題して、以下の主要ポイントを解説しました。

  • 「踏み台」にされるリスク: 「自分には資産がないから狙われない」という誤解を解き、犯罪者は無差別に攻撃を行い、乗っ取ったアカウントをさらなる詐欺の「踏み台」として悪用する実態を共有しました。
  • スミッシング(SMSフィッシング)への警戒: 不在通知や公的機関を騙る事例を紹介。SMSの送信元を見極める材料として、国内4キャリアの審査を通過した共通番号「0005」の仕組みを解説しました。
  • 公式ルートでの確認習慣:アドレスバーの鍵アイコンを過信せず、「ブックマーク」や「公式アプリ」からアクセスする習慣の重要性を説きました。

当日の様子:学び多き65分間の講義と、活発な質疑応答

参加者は、スマートフォンやネットバンキングを日常的に利用する消費者を中心に、高齢の家族を詐欺から守りたいと考える方や、職場や友人と知識を共有したいと願う現役世代まで、フィッシング詐欺対策に関心の高い幅広い層にわたりました。 講義後には15分間の質疑応答が行われ、予定時間を使い切るまで質問が途切れることのない、非常に活発な雰囲気に包まれました。「なぜ、パスキーを使わないといけないのですか?」といった実用的な問いが相次ぎ、消費者の関心の高さが伺える時間となりました。

受講者の声:知識のアップデートと前向きな姿勢

受講後のアンケートでは、具体的な解説に対し多くの反響が寄せられました。

  • 知識の更新:「SMSの共通番号『0005』の存在を初めて知った」と、具体的な判別方法を評価する意見もありました。
  • 行動変容への意欲: 「これまではメール内のリンクを安易に踏んでいたが、これからは公式アプリを利用したい」などの感想が寄せられました。
  • 「楽しむ」ことへの共感: 当協議会が提唱する「STOP. THINK. CONNECT.(立ち止まる、考える、楽しむ)」に関し、「怖がってばかりでは面白くない。CONNECT(楽しむ)とされたことに意味がある。正しく理解してネットと付き合っていきたい」といった前向きな評価が寄せられました。
  • 啓発の広がり:「高齢の家族や職場、友人とこの知識を共有したい」という声が多く、地域や家庭内での「共助」の意識が高まったことが伺えます。

防御の要は「技術」よりも「行動」

当協議会は、最新の技術的対策(パスキーやBIMI等)の普及に努めると同時に、今後も消費者が過度にデジタル技術を恐れることなく、安全にその恩恵を享受できる社会を目指し、情報発信と啓発活動を継続してまいります。

開催概要

名 称: 2025年度 消費者力アップ学習会「あなたに届いたそのメール、フィッシングメールかも!〜手口と対策を学ぼう~」
日 時: 2026年3月5日(木)10時00分〜11時45分
参加費: 無料(事前申込制)
会 場: 埼玉会館 および オンライン(Zoom)
主 催: 特定非営利活動法人 埼玉消費者被害をなくす会
開催報告: https://saitama-higainakusukai.or.jp/topics/260312_01.html